こんにちは、メタル大好きのHirokichiです😊
今日は、ジャンル的にメタルではありませんが、どうしても紹介、追悼したく、ブログにさせていただきました🧐
ロックバンド・BUCK-TICKの6枚目のアルバム「殺シノ調べ」についてレビューしたいと思います。このアルバムは、1992年に発売された彼らの代表作で、オリコン週間アルバムランキングで1位を獲得し、累積売上は33.8万枚に達しました。このアルバムは、彼らがこれまでにヒットさせた曲をすべてニューレコーディングしたもので、その中には「悪の華」「ドレス」「スピード」などの名曲が含まれています。このアルバムは、彼らの音楽性や世界観を最も表現した作品として、多くのファンや批評家から高く評価されています。
では、なぜこのアルバムがそんなに素晴らしいのか、その理由を探ってみましょう☝️
まず、このアルバムの最大の特徴は、櫻井敦司さん（Vo）の作詞です。櫻井さんは、BUCK-TICKのほとんどの曲の作詞を担当しており、その歌詞は耽美的で独創的でありながら、社会や人間の闇を鋭く切り取っています。このアルバムでは、彼がこれまでに書いた歌詞を再構成し、より深みや魅力を増しています。例えば、「悪の華」では、「君は美しい 悪魔だから」というフレーズが、「君は美しい 悪魔だから だから僕は 愛してる」というフレーズに変わりました。これによって、歌詞に愛情や執着が加わり、より感情的な表現になっています。また、「ドレス」では、「僕は君を愛してる それだけでいい」というフレーズが、「僕は君を愛してる それだけでいい それだけで生きてゆける」というフレーズに変わりました。これによって、歌詞に生きる意味や決意が加わり、より力強い表現になっています。このように、櫻井さんは自分の歌詞を見直し、改良し、新たなメッセージや感情を込めています。
次に、このアルバムのもう一つの特徴は、メンバー全員が作曲に参加していることです。BUCK-TICKは、今井寿さん（G）と星野英彦さん（G）が主に作曲を担当しており、それぞれが異なるテイストやカラーを持っています。今井さんはパンクやハードロックなどエッジの効いた曲を得意とし、星野さんはポップやニューウェーブなどメロディアスな曲を得意としています。このアルバムでは、彼らがそれぞれの曲を再アレンジし、より洗練されたサウンドに仕上げています。例えば、「スピード」では、今井さんがギターのリフやソロを強化し、よりスピーディーでパワフルな曲にしています。また、「JUST ONE MORE KISS」では、星野さんがキーボードやコーラスを加え、よりポップでキャッチーな曲にしています。さらに、このアルバムでは、樋口豊さん（B）とヤガミトールさん（Dr）も作曲に参加しており、彼らの個性やセンスも反映されています。例えば、「唄」では、樋口さんがベースのリフやメロディを作り、曲にグルーヴや深みを与えています。また、「JUPITER」では、ヤガミさんがドラムのビートやリズムを作り、曲にダイナミックさや緊張感を与えています。このように、メンバー全員が作曲に関わり、それぞれの個性や才能を発揮しています。
最後に、このアルバムのもう一つの特徴は、BUCK-TICKの35周年を迎えた今でもなお進化し続ける姿勢です。BUCK-TICKは、1987年にメジャーデビューしてから、数々の名曲や名盤を生み出し、日本のロックシーンに大きな影響を与えてきました。しかし、彼らは決して安易に過去の栄光に甘んじることなく、常に新しい音楽や表現を追求し続けてきました。今年4月に発売した最新アルバム「異空 -IZORA-」は、オリコン週間アルバムランキングで2位を獲得し、彼らの不屈の進化の証となりました。また、彼らは3月と4月に新曲「太陽とイカロス」と「無限 LOOP」をシングルとしてリリースする予定で、さらなる創造力や挑戦心を見せています。残念ながら、櫻井さんは10月19日に急逝されましたが、彼の歌声や歌詞は永遠に私たちの心に残り続けるでしょう😭
以上が、「殺シノ調べ」のレビューです。このアルバムは、BUCK-TICKの音楽性や世界観を最も表現した作品であり、彼らの35年間の歩みや魅力を感じることができる作品です。このアルバムを聴いて、彼らの音楽に触れてみてください。きっと素晴らしい体験ができると思います。
R.I.P あっちゃん😭
それではまた🖐️
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