こんばんは、メタルマニアックのHirokichiです😊
今回は、私が大好きなバンド、RIOTの6枚目のアルバム「サンダースティール」について紹介したいと思います。このアルバムは、1988年にリリースされたメロディックスピードメタルの傑作で、RIOTの代表作のひとつです。このアルバムがなぜ衝撃的だったのか、その魅力をお伝えします。
まず、このアルバムは、RIOTの音楽性が大きく変化した作品です。RIOTは、1975年にアメリカで結成されたハードロックバンドで、ギタリストのマーク・リアリを中心に活動していました。しかし、1984年にボーカリストのライ・フォスターが交通事故で亡くなり、バンドは一時活動休止になります。その後、マーク・リアリは新たなメンバーを集めてRIOTを再始動させます。そのメンバーが、ハイトーンボーカルのトニー・ムーア、ギタリストのマイク・フリンツ、ベーシストのドン・ヴァン・スタヴァン、ドラマーのボビー・ジャーロンビーです。この新生RIOTは、従来のハードなロックンロールから一転して、高速でメロディアスなスピードメタルを奏でるようになります。それが、「サンダースティール」です。
このアルバムの特徴は、何と言ってもそのスピード感とメロディーの美しさです。オープニングのタイトルトラック「サンダースティール」は、爆発的なイントロから始まり、トニー・ムーアの高音ヴォーカルとマーク・リアリのギターが繰り広げる快速なやりとりが圧巻です。この曲は、メタルの歴史に残る名曲のひとつと言えるでしょう。続く「ファイト・オア・フォール」は、ミドルテンポの曲で、哀愁漂うメロディーとコーラスが印象的です。この曲は、RIOTの前期の作風を彷彿とさせます。3曲目の「サイン・オブ・ザ・クリムゾン・ストーム」は、再びスピードメタルに戻り、ツーバスドラムとギターリフが炸裂します。この曲は、RIOTの後期の代表曲のひとつです。4曲目の「フライト・オブ・ザ・ウォリアー」は、メロディックスピードメタルの傑作と言える曲で、ギターソロの美しさとボーカルの伸びやかさが素晴らしいです。この曲は、RIOTのファンの間でも人気の高い曲です。5曲目の「オン・ウィングス・オブ・イーグルス」は、アップテンポの曲で、ギターとボーカルの掛け合いが楽しいです。この曲は、RIOTのライブでもよく演奏されます。6曲目の「ジョニーズ・バック」は、ハードロック調の曲で、コミカルな歌詞とキャッチーなメロディーが印象的です。この曲は、RIOTのユーモアのセンスを感じさせます。7曲目の「ブラッドストリーツ」は、バラード曲で、トニー・ムーアの感情的なボーカルとマーク・リアリの泣きのギターが心に響きます。この曲は、RIOTの前期の名曲「アウトロー」を彷彿とさせます。8曲目の「ラン・フォー・ユア・ライフ」は、スピードメタルの曲で、ドラムのリズムとギターのリフが独特です。この曲は、RIOTの技巧的な面を見せます。9曲目の「ベリード・アライヴ」は、エドガー・アラン・ポーの「告げ口心臓」を題材にした曲で、ヘヴィでダークな雰囲気があります。この曲は、RIOTのストーリーテリングの力を感じさせます。
以上が、「サンダースティール」の収録曲の紹介でした。このアルバムは、RIOTの音楽性の変化を象徴する作品であり、メロディックスピードメタルの金字塔と言えるでしょう。このアルバムを聴いて、RIOTの魅力にハマった方も多いと思います。私もそのひとりです。このアルバムは、32年前に作られたとは思えないほど、今でも新鮮で刺激的な音楽です。RIOTのファンでなくても、ハードロックやメタルが好きな方なら、必ず楽しめるアルバムだと思います。もしまだ聴いたことがない方がいたら、ぜひ一度聴いてみてください。RIOTの世界に引き込まれること間違いなしです。
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